朝礼メッセージ 55 「授業参観から思う事」モミー

2025年6月13日 第55回

今日は「授業参観」についてのお話でしたね。

私が覚えているのは、小学校3年生の時の授業参観です。
いつもの教室なのに、教室の後ろに親たちがずらりと立っているだけで、教室の空気がピリッと引き締まったのを今でもはっきり覚えています。

普段は元気いっぱいのクラスメートたちも、その日はどこか緊張した表情でした。
私自身も、「ちゃんとしなきゃ」と思ったのか、授業中ずっと背筋をピンと伸ばしていたように思います。

そんな中、先生が「誰か意見のある人?」と問いかけました。
私は一瞬、手を挙げようか迷いました。でも、ふと後ろにいる母の視線を意識した瞬間、急に恥ずかしくなってしまい、結局、手を下ろして黙ってしまいました。

その日の夕方、家に帰ると、母がこんな言葉をかけてくれました。
「別に間違ってもいいんだよ。手を挙げようとしただけでも、すごいことだと思うよ。」

当時はただの励ましの言葉だと思っていましたが、大人になった今、その言葉の本当の意味がわかる気がします。
それは「行動することの価値」を教えてくれていたのだと。

工場の現場でも、「発言すること」や「報告すること」をためらってしまう場面があるかもしれません。
でも、たとえ不完全でも、勇気を出して一歩踏み出すことが大切なんだと、あの授業参観の記憶が教えてくれているように思います。

これからも、勇気を持って声を上げることを意識していきたいですね。

さて、今日の心がけは「相手の立場を考えて行動しましょう」というものでした。

「相手の立場を考える」というのは、簡単なようでいて、実はとても奥深いことです。
工場の現場でも、新人の方がうまく話せなかったり、報告が遅れてしまったりすることがあります。
でも、もしかするとその背景には、「間違えたらどうしよう」という不安や緊張があるのかもしれません。

そんなとき、自分が授業参観で感じたような「見られている緊張感」や「失敗したくない気持ち」を思い出すと、少しだけ相手に優しくなれる気がします。

相手の立場に立って、声をかけたり、少し待ってあげたりすることで、現場はもっと働きやすくなるはずです。
今日の心がけを胸に、これからも行動していきたいですね。

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Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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