2025.6.19 第61回
今日は「日頃からできる備えをしましょう」というテーマで、お話しさせていただきます。
皆さんは、災害への準備はできていますか?

正直に言うと、私はまだ十分な備えができていません。
非常用の持ち出し袋も用意していませんし、水や食料の備蓄もしていないのが現実です。
ニュースで地震や台風などの災害被害を見るたびに、「怖いな」とか「そろそろ準備しないと」と思うのですが、日々の忙しさに流されて、つい後回しになってしまっていました。
今回このスピーチを考えているとき、ふとこんなことが頭をよぎりました。
「もし明日、突然大きな地震が起きたら?」「停電や断水になったら?」
果たして、今の自分にそれを乗り越えられる準備があるだろうか──と。
このままではいけない。そう思い、スピーチの原稿を書いている途中で、思わずスマホで非常用グッズを調べてしまいました。
「備え」と聞くと、なんだか特別なことのように感じがちですが、実は身近なところから、無理なく始められることもたくさんあります。
たとえば、以下の3つです。
① 家の中を安全にすること
家具を固定して倒れないようにしたり、避難経路を確保したり、火の元を見直すなど、今すぐできることがたくさんあります。
② 非常用持ち出し袋を準備すること
すべてを一度にそろえるのは大変です。
まずは飲み水や懐中電灯、乾電池、常備薬など、最低限のものから少しずつ集めていきましょう。
③ 連絡手段を確認しておくこと
災害時は電話がつながりにくくなる可能性があります。
家族や友人と、あらかじめ連絡方法や集合場所を決めておくことで、いざという時にも安心です。

こうして一つひとつ備えを進めていくことで、「もしものとき」への不安が、少しずつ安心へと変わっていくのだと思います。
災害は、いつ・どこで起きるかわかりません。
だからこそ、「備えていない自分」から「備え始めた自分」へ、一歩踏み出すことが大切です。
仕事も私生活も、備えあれば憂いなし。
どんなに小さなことでも構いません。
今日からできることを、始めてみましょう。