2025.6.27 第67回
今日は「高い価値」についてのお話でしたね。
アサヒでも最近、「価値」という言葉を耳にすることが増えてきませんか?
先日の会議でも、「会社としての価値を高めよう」「ブランド力を上げていこう」という話が出ていましたね。

あの話のあと、少しでも立ち止まって考えた方はいらっしゃったでしょうか。
私は今回、現場レベルで何ができるのかを、自分なりに考えてみました。
私たちの現場では、毎日たくさんの製品をつくっています。でも、「ただ作る」だけではなく、「どう作るか」「どんな気持ちで作るか」がとても大切だと感じています。
たとえば、同じ部品を組み立てる作業でも、
・寸法をしっかり確認して、不良が出ないように意識すること。
・道具を使いやすいように整えておくこと。
・次の人がやりやすいように工程を工夫しておくこと。
こうした一つひとつの丁寧な行動が、品質を守り、生産効率を高め、やがてお客様にとって「高い価値」につながっていきます。
また、機械の異音やいつもと違う小さな変化に気づいて、すぐに報告する。
それも、「止めない工場」を支える大切な価値です。
「高い価値」とは、特別なことをしなくても生まれるものです。
「気づく」「考える」「一歩先を読む」。
その積み重ねがチームの力となり、会社の信頼につながっていくのだと思います。
さて、今日のテーマは「深い問いとじっくり向き合う」ことでしたね。
日々の仕事の中で、つい「いつも通り」で流してしまう瞬間、ありますよね。
でも、そんな時こそ立ち止まって、「本当にこれでいいのかな?」「もっとよくできる方法はないかな?」と、自分に問いかけてみてほしいんです。

たとえば、
・なぜこの作業でミスが起きるんだろう?
・この手順、本当に効率的なんだろうか?
そんな問いに向き合ってみることで、改善のヒントや新しい工夫が見えてくることがあります。
それこそが、「高い価値」を生み出すきっかけになるのです。
忙しい毎日ですが、ほんの一瞬だけでもいいので、自分自身に問いを投げかける時間を持ってみてください。
それが、日々の仕事をもっと意味のあるものに変えていく第一歩になると思います。
今日も一日、作業のひとつひとつに「価値を生み出す意識」を持って、気持ちよく取り組んでいきましょうね。