朝礼メッセージ 81「通じる努力が、絆を育てる」Mさん(女性社員)

2025.7.15 第81回

今日は「鳥の言葉」という言葉を耳にして、ふと、カラスの鳴き声を思い出しました。
そう、私たちのすぐそばにいるあの黒い鳥たちも、ちゃんと“会話”をしているんですよね。

以前住んでいた地域には、近くに神社や雑木林があり、カラスやムクドリたちが暮らしていました。
朝にはムクドリの群れが空高く飛び立ち、夕方になると戻ってきて、電線にぎっしりと並んで眠る準備をする。
そんな光景を毎日のように見ていました。

カラスはムクドリのように大群では動きませんが、いつも1羽か2羽、適度な距離をとって近くにいる。
その鳴き声も、「カァー、カァー」というのんびりした声ではなく、
朝には「カァッ、カァッ、カァッ!」と短く鋭く鳴いているのをよく耳にしました。

調べてみると、これは“縄張りの主張”なのだそうです。
──思い返せば、そういう声を聞くのは決まってゴミ収集の日だった気がします(笑)

「ここは俺のテリトリーだから、勝手に荒らすなよ!」
そんな主張だったのかもしれません。
人間にとっては迷惑な行動でも、カラスにとってはちゃんと“意味のある声”だったんですね。
そう思うと、なんだか少しだけ愛おしく感じられました。

カラスはとても知能が高く、鳴き声のバリエーションも豊かだそうです。
私の耳ではせいぜい2〜3種類しか聞き分けられませんが、
少しだけ興味を持って耳を澄ませてみると、彼らの“会話”が聞こえてくるかもしれません。

さて、今日の心がけは
「コミュニケーションを大切にしましょう」 です。

私たち人間には“言葉”があります。
言葉があるからこそ、目には見えない「気持ち」や「想い」、
その場にない「ものごと」や「未来の話」まで伝えられます。

でも──だからこそ難しいのが、“共通認識”です。

たった一つの単語でも、
人によってイメージするものが違ったり、受け取り方に温度差があることもあります。
「ちゃんと伝えたのに」「そんなつもりじゃなかったのに」
そんなすれ違いが起きるのは、互いに工夫が足りないからかもしれません。

伝える工夫、受け取る工夫。
それを怠らず続けることが、真のコミュニケーションなのだと思います。

カラスのように単純ではない、人間の感情。
だからこそ、通じ合おうとする努力が大切です。

「同じ釜の飯を食う」仲間として、
言葉だけでなく“心”も通わせる。
そんな職場でありたいですね。

アバター画像

Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です