朝礼メッセージ 95「畏敬の念が教えてくれる」Sさん(女性社員)

2025.8.5 第95回

今日のお題は「暑い日の乗り切り方」でしたが、私は最初、臨機応変な対応の仕方や異常気象への備えについて話そうかと考えていました。

しかし、今日の「心がけ」の言葉――『自然に対する畏敬の念を持ちましょう』――の「畏敬の念」という言葉について調べてみると、「恐れ多く思いながらも、対象を深く尊敬し、崇拝する気持ち」という意味であると知りました。

正直、筆者の伝えたい本質を最初は見落としていたと反省しました。
私たちは、便利なツールや情報が手元にありながらも、その時の感情や心の余裕によって、本来の意味を誤って受け取ってしまうことがありますよね。

それは言葉だけでなく、日常のあらゆる場面で起こりうることです。
人は、目の前のものを見落としたり、第一印象に左右されたりしがちです。
だからこそ、一度で判断せず、多角的に物事を見つめ直す柔軟な心が必要なのだと思います。

そうすることで、対象への理解が深まり、リスペクトする目が養われていきます。

私の話で言えば、プレスの3号機の1本刃がまさにその一例です。
この機械は、注文が細かく、扱いが難しいと最初は敬遠していました。
ですが、セットさえ決まればミリ単位での正確な長さ設定が可能になります。

同じ加工を1号機でやろうとすると、材料の柔らかさや置き方、厚みの差でなかなか安定した数値が出ません。
だから今では、プレス班の中でも「3号機の1本刃はやっぱりできる子」と愛される存在になっています。

最初は「大変そう」という先入観だけでしたが、さまざまな注文や経験を通じて見方が変わり、今では万能なパートナーとしての地位を獲得しています。

このことからも、「畏敬の念」という言葉は、自然に限らず、人や道具、仲間たちに向けても大切な心だと感じます。

ここにいる皆さん一人ひとりにも、尊敬できる点がたくさんあります。
本当は全員に一人ずつ「ここがすごい」と伝えたいのですが、時間がないので今日は控えておきます(笑)

でも、そんな尊敬できる人たちに囲まれて働けていることに感謝しながら、
私自身も「リスペクトされる人」になれるよう、日々を大切に過ごしていきたいと思います。

アバター画像

Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です