2025.10.10 第122回
今日のテーマは「蓼(たで)食う虫も好き好き」ということわざでした。
正直、私はこの言葉を最近まで知りませんでしたが、表現がユニークで、なんだか気に入ってしまいました。
意味は、“人の好みはそれぞれ”というものですが、これはまさに、私たちの社会そのものを表していると思います。
世の中には本当にいろんな考え方や価値観があり、それぞれが自分なりの「好き」や「得意」を持っています。
工場の現場でも同じです。
細かい作業が得意な人もいれば、大きな段取りを組むのが得意な人、改善を考えるのが好きな人、コツコツ作業を続けるのが向いている人──本当に多様です。
こうした“違い”があるからこそ、仕事がうまく回っているのだと思います。
もし同じ考え方の人ばかりだったら、偏ったやり方になってしまい、うまくバランスが取れません。
つまり、「蓼食う虫も好き好き」ということわざは、裏を返せば「多様性があるから社会は成り立つ」という意味でもあると感じます。
自分と違う考え方ややり方を見たときに、「それも一つのやり方なんだな」と思えるだけで、チームの雰囲気もずいぶん良くなります。
いろんな人がいるからこそ、いろんな形で仕事が進んでいく。
それが、社会の面白さでもあり、私たちの強みでもあると思います。
さて、今日の心がけは「様々なところに着目しましょう」でした。
私自身、仕事の中で「自分とは違うやり方」に出会うことがよくあります。
最初は「なんでそんなやり方をするんだろう?」と感じることもありますが、よく見てみると「なるほど、そういう考え方もあるのか」と気づかされることが多いんです。

例えば、同じ作業でも、人によって道具の置き方や順番、進め方が違います。
でもその違いを観察してみると、「あっちの方が効率がいいかも」と学べることがあります。
逆に、自分のやり方を見た誰かがヒントを得ることもあるかもしれません。
つまり、“違い”というのは「ぶつかるもの」ではなく、「広がるきっかけ」なんです。
一人のやり方だけでは行き詰まってしまうことも、チームの中にいろんな視点があることで、よりよい方法にたどり着ける。
そう考えると、「違い」はむしろ“武器”になります。
今日1日、もし周りの人のやり方や考え方に触れる機会があれば、ぜひ「それ、いいね」と一度受け止めてみてください。
そういう小さな気づきの積み重ねが、現場の力をどんどん強くしていくはずです。





