2025.12.3 第149回
今日の心がけは「自然の働きに感謝しましょう」でした。
自然の営みには、人間の力では到底真似できない精密さがあります。
植物は根を張った場所から動けませんが、太陽の方向に葉を向け、雨水を蓄え、季節の変化に合わせて成長します。
例えば桜のつぼみは、冬の寒さを経験しないと咲かないと言われています。これは「休眠打破」と呼ばれる仕組みで、最適な環境が整うまで無駄に動かず、じっと耐えることで、いちばん良いタイミングで花を咲かせるのです。

また森林では、木々が地下の根を通じてつながり、弱った木に栄養を分け合うという研究結果もあります。自然界は、それぞれが自分の役割を果たしながら、全体がうまく回るように支え合っています。
こうした自然の働きは、私たちの会社にも通じるものがあります。
製造の現場でも、工程ごとに役割があり、どれか一つが欠けると良い製品はできません。延反、製綿、キルティング、縫製、検品、出荷まで、各工程が正しいタイミングで動くことで品質が保たれます。自然界と同じように、無駄な動きをせず、環境に合わせて最適な判断をすることが大切です。
特に最近は忙しさの波が大きく、日によって作業量の偏りや段取りの調整が必要になることもあります。そんな時こそ、無理に急ぐのではなく、植物のように「今やるべき最適なこと」を選ぶようにしましょう。焦って動けばミスにつながりますが、段取りが整っていれば作業は一気にスムーズに進みます。
こうした“整える力”を身につけていくことが大切です。
そして、自然界の木々が支え合うように、私たちの職場でも互いのフォローが欠かせません。忙しい時には周りが助け合い、誰かの負担が大きい時には声を掛け合うことで、全体が安定して回ります。
製造現場は一見無機質に見えますが、自然界と同じく「支え合い」と「役割の連携」で成り立っています。
会社は、私たちに働く場や給与、仲間とのつながりを与えてくれる大切な場所です。
互いに助け合いながら、一日一日を大切に働いていきましょう。





