第21回 2023年8月31日
今日の話は相互扶助についてでしたね。
相互扶助の代表は「協同組合」ですよね。賀川豊彦が提唱した共に助け合い支え合う組織づくりが基礎となって、今の「農協・漁協」などの協同組合組織、そして生活協同組合=COOPなどがありますよね。
まあ、現代においてその基礎的な理念がどこまで実践されているかは不明ですが、礎となった考え方ではあると思いますわ。ただ営利を目的とした資本主義の会社組織などはこの考え方と相性が良くないと思います。
でも、皆さんにおいてはどうでしょうか?従業員同士は利害関係にはないと思います・・・ないですよね!?あるとしたらちょっと問題かもですよ。
そういう中で、仲間が一緒に働いている。目に見えるときは応援したり協力したりしやすいですよね。問題は見えないところで働いてくれている仲間を応援できるかって事です。
例えば展示会などのスタッフとして、現地に行く社員がいます。そういう時「なんだ遠くでどうせ遊んでるんだろ!」とか思ってしまうのが、人間のドス黒い心。そういうのをなくしていかないと、相互扶助や助け合いなんてできません。
相手は鏡!と思って、自分が当事者なら、きっと厳しい環境で一生懸命頑張っているんだって、想像力を働かせる事が大事。そうすれば、離れていても応援する気持ちが湧いてくる。その人の足りないところをサポートする想いになれる。想いは必ず形になる!そういうものです。
9月にはドイツの展示会があります。もし「海外でどうせ遊んでるんでしょ!」ってな感じで皮肉たっぷりに若しくは「興味ない・・・私関係ないし」的に他人事として考えている人がいたら、次回のスタッフに推薦します!体験してみてください。海外は行くだけでものすごい労力と気力を使うんです。そして仕事をするんですよ。なんのために??皆さんの生活のため、仕事の発展のためです。そういう仲間を応援しないでどうするんですか!
今回のエンディング産業展(東京ビッグサイト 2023年8月26日〜31日)においては、アメリカから来た人が、墓園を経営していて、演題や什器類のカバーを探していたということで、速攻で買っていかれました。少ない額ですが、これからアメリカで思いもしないルートで販売が展開されるかもしれない!展示会とはそんな出会いの場です。
ぜひ皆さん。自分の目に見えないところで働いているいろんな人、特に責任を持っている人ほど、見えないところでもがいています。応援しましょう!支えましょう!足りないところを補いましょう!