イチ社員が職場を変える 03【何を考えてる?】

第3回 2023年1月28日

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会社にいる老害・・・どうしたらいなくなるの?

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結論、いなくなりません。

いや一時的にいない環境は作れます。でも時がたち「あなた」が次の老害になっていますよ!近い未来。

だから、老害っていう概念が問題なんだろうってことです。

働かない。愚痴や文句、説教がうるさい。臭い・・・エトセトラ

若いあなたにとって嫌な存在は全員老害です。

若い従業員を増やして思うことは「現場が汚くなる」です。

老練な職人が多くなると「愚痴と文句が増え」ます。

じゃあどうするの?

人は年齢によるバランスがとても大事だということです。

統計的なデータをもとに話してはいません。私の感覚ですが、実際人にもよりますが、若者2:中年3:老年1 の割合が結構いい感じだと思います。

中年層は管理もするので若手を指導しますが、老練の技術を手本にすることも多いはず。そして老年齢層は人数が固まると手を抜き出し(結構うまいんだなこれが)、文句も増えます。

しかし一人くらいなら、結構いい働きをします。片付け忘れを整えたり、掃除の行き届かないところをサポートしたり、危険をあらかじめ注意したりします。

中年層は実務をバリバリやる傍ら若手の指導に行き詰まり、それを先輩に相談するのです。

ここにあるのは老年層の需要です。やりがいがあり、自分のライフステージもといワークステージにあった必要とされることがあれば、老害化しないんです。

ただ、例外はいます。それがトップです。「長」の名のつく人。

この人は引退しないといけません。特に独力で道を切り開いてきたフロンティア、先駆者は。

彼らはプライドの塊になってしまいます。少数の例外を除いてそのプライドは年々大きくなり、止まるところを知りません。

自慢話は泉の如く、お説教は快楽となってしまいます。だから引退年齢を定めることが必要です。

しかし、人によっては非常に柔和で謙虚な方もいらっしゃいます。その人はアドバイザーになればいいのです。

ありがたいことに、当社の初代工場長は後者でした。後進に道を譲ってアドバイザーに徹していました。今でも感謝しかありません。

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トップダウン?ボトムアップ?どっちが正解なの??

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これは、どっちも大事です。両方を適度にミックスする必要があります。

そういうと「はいはい。それどこかのブログで読みました〜!!」という声が聞こえてきそう。

ハイブリット型だとか、それぞれメリットとデメリットがあり・・・

私の言いたいのはそういうことではないのです。

私の「トップダウン」は経営者の意識改革です。

意識改革は上から行うに限ります。しかし、これに多くの場合抵抗がある。

なぜなら、あなたは今勤めている会社の社長に「あなた間違っていますよ」って言えますか?

それが言えたら苦労しない・・・それ以上に直属の上司にさえそんなこと言えないから苦労している。

そうですよね。

ただ、ここでいう意識の改革は「私の都合の良い方向に変える」ことではありません。

会社が今直面している問題点を基軸に根本的問題点の改善に取り組むことができる方向にシフトする。

もしすでに問題解決に乗り出しているのなら、解決のための最善の形になるように導くことです。

はい!その通りです。実は多くの会社は実務に追われて根本的な問題の解決に目を背けているのです。

そこで私が一番最初にしたのは「会社の現状把握」です。

当たり前ですよね〜その通りです。その当たり前のことができないんです。忙し過ぎて。

今の勤務者の状況、名簿、その一人一人に性格や貢献度、実務能力や指導要項をまとめました。

また、年齢と勤務年数を数値化し、会社における発言力や良くも悪くも影響力を文章化して、

誰を育て、どんな人を入れるべきかを検討しました。

そして、この会社を放置したまま5年10年たった時にどんな形になっているかをシミュレーションしてみて、

その結果を経営者と共有しました。

経営者の未来に対する考えと、会社を守ろうとする思いは、従業員のそれとは比べものになりません。

危機感もただの雇われとは似て非なるものです。

だからこそ経営者こそ現実を直視した時一番先に変わるべきだと判断しやすいとも言えます。

「この会社10年後には無くなる・・・それとも成長する・・・どちらに向かっていきたいのですか?」

と質問した答えは9割が「成長していきたい。儲かる会社にしたい」に決まっています。

もし、現状から変わる気がない経営者であるなら、またその体制が危機的であるなら、

あなたが乗った船は泥舟です。今すぐフェイドあるとすべきです。

大概の経営者は危機感を持っています。現場を肯定はしておらず、変革を起こさないといけないと

自覚しているのです。

もしあなたが、それに立ち向かう同士だとしっかり伝わったら、それはスタート地点に立てているということです。

さて次はボトムを変えましょう!

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ボトムを変える時には本当に慎重に!

そこにこそ危険な落とし穴。

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底辺、ワーカー、最下層・・・ボトムについて良い響きがありません。

ですが、すべての業務はここから始まっているんですよ。実際。

そしてその仕事をしている人ほど結構凝り固まっていて、頑固で融通が利きにくい・・・疑り深く

鋭い目で人を観察する・・・情報は恐ろしい速度で共有される・・・そんな傾向があります。

そて、その人たちとどうやってコミュニケーションを取るか。

そのボトムから仕事をしてみることしかないでしょう。

そしてそれは非常に大事な意味があります。

上にはいい顔をする人っていますよね。

それって上下関係の上司の立場から見ると見分けがつかなかったりするんです。

だから、下から一度よくみてみる必要があります。

会社にとって有益な人、有害な人をしっかり見極めて、誰と組んで変革を起こすか。

どんな人材がこれから必要になってくるかを具に観察します。

そして時を待つのです。そうです。変化を起こす必要がある時を。

組織とは恐ろしいものです。

「なんだかそんな気がする」とか「当社ではそういう決まりに」と言った

バカみたいなルールをあたかも法律かのように錯覚させることができるのです。

そして日本人は特にその無茶振りの中で必死になって生きようとする人種です。

でも、そんな人たちとこそ、一緒に仕事をしたいし、みんなで成長し喜び合いたい。

だからこそ、そんな日本では仲間意識が非常に大事。

それをバカにする人、必要ないという人もいるとは思いますが、

私はそうは思いません。能力が高い超優秀な人もいるでしょうが、結局

あなたが付いて行くのはリーダーです。

そのリーダーが尊敬できる愛すべき人じゃなかったら、金の切れ目が縁の切れ目。

やっぱり一緒の釜の飯を食い、しっかり協力できる仲間づくりは欠かせません。

そして変革の時が訪れました。それは早すぎての遅くてもダメです。

そのタイミングで今まで集積してきた情報をもとにして、

まず最前線で働く人の意識を変えていきましょう。今まで当たり前と思っていたこと

でも、それでいいの?やりずらい・・・苦しい・・・

そんなところを、「そうだよね、こうあるべきだった!」とか「断然やりやすくなった!」

と言った感想を得やすいところから変えていきましょう。

そうです。変化を嫌うのは現場の最前線の人に多いのです。

だからこそ、変化することは悪・・・から変化は善、良いことだ!という意識に変えます。

その中で最後まで抵抗する人は会社を潰す問題児です。慎重に対処しましょう。

多くの人はその変化を喜び、自分も小さなことを改善しようとします。

そういうムーブメントを生み出すことが大きな変革のきっかけになります。

忘れてはいけないのが、ベテラン社員。

このベテラン社員の扱いは特に慎重になる必要があります。

なぜなら、この手の人々は、老害化することも会社の宝になることも、どっちもあり得るからです。

自分の先が長くないことから、他人事になりやすく、プライドが非常に高く、

現状を正確には把握できません。過去の栄光に囚われて今の老いて生産性が低くなった自分を

客観的には受け入れ難いというのが難点です。

だからこそ、会社の宝にしないといけません。

ある老婆がいました。

教会堂の片隅でうずくまっています。一見ホームレスのようにも見える老人。

この教会堂は孤児院を併設していて、大きな敷地には他の施設もあり、

この地域になくてはならないもので、活動も精力的でした。

近くの人に、老婆について尋ねると、「いつもああして祈っているの」と言います。

ステンドグラスから色とりどりの光が入り、爽やかな空気が通り抜ける明るい教会堂には

ふさわしくない、小汚い老人でした。

しかし、この教会の神父に話をしてみたところ衝撃の真実が・・・

あの老婆こそ、この全ての施設の創設者だというのです。

施設などが完成し、その運営が軌道に乗って若い人が元気に活躍するようになった時。

急に引退を切り出して、それ以降、働く全ての人、ここに来る人のために祈りを捧げる

それが自分のできる最大限の奉仕の形だと言っていた、とのことです。

このストーリーにはいくつもの意味があると思います。

なぜ早期に引退しなければいけないのか、そしてノウハウのあるベテランのあるべき姿とは・・・

ベテランは第一線を退き、後任が安心して第一線で活躍できるように露払いをする。

そして自分が育てた若者がその人生を燃やして、新しい道を切り開くのを喜ぶ。

そのために祈る。

そんな感動的なビジネスライフの終末期を迎えて欲しいものです。

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挨拶はぶっちゃけ、いらなくね!?

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なぜこんなこと言うのか?

疑問に思いますよね。

こう言って、「いや挨拶は必要や!」とか、「1に挨拶、2に挨拶、挨拶で始まり、挨拶でおわる」

って言う人!あなただ!そんなあなたの挨拶が世の中的には一番不愉快な挨拶。

だってそもそも挨拶ってなんでするの?それって人を不愉快にするためのモノなの?

違いますよね!?

試しに、20代30代のあなた、朝散歩してすれ違う人に、特に高齢の方に挨拶してみて!

大体向こうからは挨拶してきませんから。

あれれ、挨拶大事って「偉そう」なあなたは言っていませんでした?

しかも大体そう言うこと言うのって50代以上の方ですよね。

そう言う方に限って自分から歩いている人なんかに挨拶しないですから。

じゃあ、人は誰に挨拶するものなのでしょう?

その偉そうな人・・・

その前に、なんで「偉い人」じゃなくて「偉そう」って言っているのかを説明しますね。

本当の偉人、偉い人って誰が決めるのかって話です。

それは歴史や時間という無慈悲なフィルターを通り抜けて残るものです。

今の社会で偉そうな人は本当に偉い人なのか分かりません。

もし自称えらい人がいたらそれは「偉いと思い込んでいる人」です。

え?社長、経営者が偉いって??

それ勘違いですから。

試しに、1円を持って法務局に行ってください。

法人登記をして、定款を書いて、役員名簿と会社実印を書類に押して・・・

はい、その日からあなたは「社長」です。「代表取締役」です。

そんなあなたは偉いですか?

偉いと勘違いし、思い込んでいるあなたは、砂粒です。

砂漠で誰があなたを見つけ出せるでしょうか?個性を主張したところで、

誰がそれを見分けることができるでしょう。

粗粒砂、中粒砂、山砂、海砂・・色々種類はあり、名前もあると思いますが、

正直読み方も知らんし、調べる必要性も感じない・・・そう思いません?

砂一粒の価値を誰も見向きもしないものです。

はい。話を戻します。

そんな偉いと勘違いした還暦あたりの人は誰に挨拶するのか?

自分よりも目下の人、無視するとあとで面倒な自分より偉いと思われる人。

そんな挨拶になんの意味があるのでしょうか?

そんな挨拶されても嬉しくないし、不愉快でしかありません。

そして、そんな人に挨拶を教わり、強要されることは善いことに思えません。

そうです。劣等感と優越感の中にいる人に挨拶を語る資格はないし、

語られるだけ挨拶が嫌いになります。

そんな無意味な価値観から解放されて自由な心の人が、相手を元気付けようと

気持ちいい朝を提供しようとする挨拶こそ、

今のこの時代に必要とされているのかもしれません。

はい、ここまで読んで、「挨拶いるじゃん!」って思った人・・・いますよね。

そうです。ごめんなさい釣りのような題名で。

挨拶の変革が必要だという内容でした。

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なにかが出来なくなって思うことは、

心にとめておくだけではなく、変化の実践が必要。

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痛!・・・その膝の痛みは、犬の散歩がえりから始まった。

そうだ、原因は分かっている。

生活改善と体調管理のために、朝の犬散歩を1時間ほどのウォーキングに変えたのです。

そのため、朝は早く起き・・・って言ってもそんな早くはないですよ。

冬の現在で日の出前位ですわ。

今まで下の子が生まれてからなかなか運動できる時間が取れなかったのもあって、

急に動いている感もありますね。

膝の痛みは、下り坂を無理して走ったことが原因だとは思いますが、

用心しながらも、運動は続けようと思います。

そんな体の不調から通常の生活に変化が出た時、

そんな時、「日常当たり前と思っていることは、実は感謝な事ばかり」

ということに気付きませんか?

人間て本当に失ってみないと気付かないものですよね。

そして失って、二度と戻ってこないものの時、

絶望感に襲われる。

病気になる。

いやいや、もっと早く気づけよ!チャンスはいくらでもあったよね。

って周囲の人は思いますが、

そんなあなた、自分の健康がとってもありがたいものだって、

それをあなたの家族が支えてくれてて、その家族も大事にしないと、

居なくなってしまうものだって、

頭じゃなくて、ホントの意味で知ってますか?

私たちは目が不自由な人より「目が見えず」、

難聴を抱える人より「耳が聞こえない」。そんな生き物なのです。

それは、見たいものだけ見て、聞きたい言葉だけを聞いているから。

だから、そのフィルターがかかっているということを認識して、

自分にはそう言うバイアスがかかっていると自覚して、

物事を考える必要があるということです。

Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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