第6回 2023年2月17日
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同僚と部下との関係は、嫌われるべきか?
好かれるべきか?
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嫌われる勇気が必要だ・・・そんなことをいう人がいます。
確かにその通りの場合もあるし、はっきり言わないといけないことをいう時、嫌われてしまうという結果がある場合もあるよね。
でも、ここではそんな突拍子もないことは言わないでおきます。
正直にシンプルに同僚と部下とは良好な関係がいいよ!
だって、同僚や部下に嫌われる時、その原因は自分の管理能力やマネジメント、そして自己制御が出来ていないってことなんです。
例えば部下に嫌われる人って何?っていうと、一番は約束を守らない人ですよね?まあ中には超ブラックでパワハラ、モラハラがある場合暴力とか言うことになるかもしれないですけど、それは除外したとして、部下として従わないといけない上司に対して最も困る嫌な思いをするのは恐らく、約束を守られないという場面ではないかと思います。少なくとも私はそうだったなって感じます。
そうですよね。たとえ言い方がちょっときつくても、責任を追及されても、それって上司も仕事でやっているわけで・・・と考えやすく、その人の「人格」と「意見や立場」を切り分けやすいものほど、誤解や嫌われるってことと遠くなるのかな?
逆に「ああ、この人ダメだ!」って思われちゃうとアカンということで、それは嘘をついたり、約束を破ったり、裏切ったりすることだと思うんです。
そしてそれらをトータルして部下や同僚に嫌われる時、それは「自分が悪いことをしている」という共通点があるように思います。
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上司には嫌われてもいい!
いや一度嫌われてみろ!
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私はこれを声を大にして言いたい。
世の中の企業戦士たちよ。戦士というからには上司に嫌われるほど食いついてみてよ!息子が見ていると思ってかっこいいお父さんになってよ。
そういう自分もビビりなところありますけど、でもやっぱり道理に合わない事には「待った」と言いたくなってしまいます。
なぜ上司には嫌われてもいいのか?
それは、上司があなたを嫌いになる判断基準は「自分に都合が良いかどうか」という場合が多いからです。会社のためにとか、君の部下のためにも・・・なんて言いながら、結局は自分に都合が良いかどうかが最優先事項の場合って多くないですか?みなさんの周りの上司は聖人君子ですか?一度冷静に見てみてください。
だから、そんな上司の下で正しいことをしようとすると必ずぶつかります。上司はあなたを止めようとしますし、都合の良いあなたに作り直そうとします。
でもそれに従ってはいけません。おっと!不穏な空気が流れ始めた・・・
革命や破壊を是とするわけではないですが、本当に必要なことをやろうとするとき、上司の顔色を窺ってとどまったり、嫌われるのが怖くてビビってやらないっていうのは一番ダメな奴だと思う。
だからこそ上司には嫌われるって覚悟しておいた方がいい。上司や年上の先輩や社長とかには。
でもそれは永遠にじゃないんですわ。一時期のもので、絶対最終的にはホントに良い味方になってくれます。大人を侮らないでよ!みんなそれなりに苦労して、経験を積んで、知恵知識をため込んでここまで生きた来たのさ。心が付いていかないのは最初だけ、本当に何が必要なことなのかはしっかり分かってくれる。
ただ中にはどうしようもない悪人や道理の通らない人がいるけど、それは障害か認知症。どうしようもないから諦めて、その職場からは去ろう!無理だから。
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他人は自分を映す鏡
じゃあ自分って良いヤツ?悪いヤツ?
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他人は自分を映す鏡ってよく聞きますよね。
いや!そんなことない・・・それは人間が根本的にあまり変わらない自己中心的だって言っているに過ぎないよ。でも、当たっているところもある。自分のアクションを変えると相手も変わってくることがあるってこと。
人を見ていると
「なんであの人あんなことするんだろう!」って否定したり、
「なんでこんなこともできないの!」って人の能力にケチ付けたり、
「あの人ってホント性格悪い」ってディスったり
それしている自分ってそんなに性格良くて能力高いのかな?
いやそんなことない。全然平凡のど真ん中で、いや・・・部分的には平均以下。正確だってそんなに良くない。新設でもなければ結構自己中。そんなもんだよね。
だからこそ言いたい。人を変える前に自分を変えよう!
自分が「良く」、「善く」、「快く」になれば、現実が変わり始めるはず。
快くどんな仕事でも引き受け、要領良くそれをこなし、且つ誰にでも善良であれば、まず見えてくる景色が明るくなる。
そう、言いたいのは大前提にまず自分を引き出すこと。棚上げしない。自分を変えることに必死になっていると、あなたが指摘していた変な人に「君も一緒に変化しよう!」って声をかけられるかもしれない。少なくとも現実は一歩前進するはず。