イチ社員が会社を変える 09 【なんか課長になった日】

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気づいたら課長になっていた?

だから快く引き受けた日

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私が入社した時は完全な平社員でした。

製造部の製造社員として働き始めましたが、製造管理をしていくようにとは言われていました。

前任の人がいて、その人からいろいろ教われるかな?って思いましたが、その人も入社が3ヶ月くらいしか違わないほとんど同期・・・でも年齢は20代の私より20歳以上も年上。

でもはっきり今思いますが、教えてもらうことがなかったですね。だってほとんど経験がないんですから。

そんなこと言うと先輩をしている人たちに失礼かもしれないですが、

本当に「して欲しいこと」って、大人の説教みたいなこととか、自慢話じゃなくて、

業務をしていて具体的に助けになるアドバイスや、やらかしてしまった時に助けてくれることなんです。そして一番は、やることなすこと初めてな自分の後ろ盾になって「安心してやってみな!尻拭いはしてやるよ!」と自信を持って背中を押してくれることなんですよ。

残念なルークさんはそんな先輩を持つことなく、その先輩は契約満了で去って行きました。

そして自分が管理していく工場の「今の姿」を書き留め始めて「これはヤバい」って気づいたんです。

だから、文章で書くことって非常に大切で、書き散らかすんやなくて、それを図形化したり、

表にしたり、私の場合一番わかりやすいのが相関図にすることです。

家系図のように線で繋いで項目を丸で囲んだ図を書くとどんな関係性でどこが悪いかわかってくる気がします。

そんなこんなしながら、これからの工場経営と後進の育成、生産能力向上と今あるスキルとデータを見える化して再現性を出すこと。と分析してその提案を経営者にしました。経営者は先代の創業者がなくなった直後で自分がこれから背負っていかないといけないという大きな責任感と先が見えない不安感の中、私の辛辣な現実の説明に直面して面喰っていましたwww

しかし、「では適切なポジションについてその課題を解決してほしい」と言われてあっという間に製造部の課長になっていました。

いまだからはっきり言いますが、それまでは昇格や人事の「意味と目的を持った役職決め」の制度がなかったんでしょう。でも多くの既存の組織がそうかもしれないですよね。年数がたって出来ることも増えてきて、上司が「君もそろそろ係長になるか?」とかってドラマで見そう。

でも本来は「この業務をさせたい」そこで責任と同時に権限も必要だから「君を係長に任命する」っていうのが現実にあっていると思います。

まあ、そういう感じで私はミッションを与えられて(自分で作って?)課長というポジションで工場変革に取り組み始めたのです。

 

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権利と義務は盾の両面!コインの表と裏

現代はそのバランスが悪いと思う。

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権利ばかり主張して本来果たすべき義務を放棄しているサラリーマンいない!?

自分の職位に胡坐をかいて努力することを忘れている管理職いない!?

どちらもダメだよね。でも一番ダメなのはそういう人を生み出してしまう社会そのものかもしれない・・・って話が大げさすぎるか。

「ああ何のために生きてるんだろう?何のためにこの会社にいるんだっけ?」

「給料さえもらえればいいか・・・なるべく仕事したくない」

こんな思いで仕事してもいい事ってないよね。いてもいなくても同じだったり、最低限のことしかしない人を雇ってたり、はっきり言って会社にも本人にもメリットない。

生きている意味・・・はっきり言ってそれは自分の思い込みだよ。そう。「誰になんて言われようとも、俺はこのために生きているし、生まれてきたんだ!」っていう人がいても、世界中の人が否定しても変わらないその人の意味って、はっきり言って思い込み以外にないし、それでいいんだと思う。自分が納得できればそれでいいんだよ。

だから一つ言えることは、「生きる意味を人に求めるな!」ってこと。自分で作るしかない。

そして働く意味は・・・その会社を選んだのは自分でしょ!その意味を見出すのも自分なのさ。

そこで、今度はその会社にいる意味・・・それは明確だろう。だって雇われた職場での業務があるんだから。でもこれが中小企業だと結構曖昧なんだよね。いろんな雑務もあるし、自分で解決しなければいけない課題が範囲広いんだよ。それに没頭しているうちに、自分が何をする人かわからなくなっちゃう・・・っていうのがあると思う。

ではどうしたらいいのか?それは簡単じゃないけど、簡単なことから始めよう。

契約の話になちゃうかもしれないから、やっぱり経営者とのコンセンサスが大事だと思う。でも内容が意味不明なこと、漠然とした相談をしたところで何も変わらない。だから、「今この会社に何が必要か」を明確にしてその業務を自分がすべきかを問うのがいいと思う。

そしてそこで出てくるのが「1000時間理論」だよね。これ完全な受け売りだけど、応用は自由だよね。

せっかく今の職場や人間関係と出会えたんだから、その会社と職場のことを毎日2時間、体系的に考えて、1年半じっくり分析してよ。そうするとその会社のプロになれるから。同時に今現状でその組織に欠けているところ、その業界にある課題が見えてくる。それをもとに対策と組織づくりを構想すると・・・あら不思議これ完全に新規事業計画のプレゼンになるんじゃない?

そんなふうに意味のある会社人生活を送るとハッピーが待っているって考えて仕事してます〜

Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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