第12回 2023年3月2日
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人はできるだけ「変わりたくない」安定を求める。
「改革」と「革新」は独裁者のものだ。
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という言葉を耳にしました。
「騒乱の世には独裁者が必要とされる。だが、平和になった途端民主主義を謳い、独裁者は締め出される」という法則を聞いたことがあるように思います。
やっぱりそうなのね・・・と思う反面、優しい独裁者はいないものかと考えてしまうのも事実。
でも独裁者って自分勝手で、現場を荒らすし、言うこと聞かない人は切っていくってイメージしかないから、やっぱり嫌な感じしかしない。
そこで、今回は「独裁者」について考えてみたい。
独裁=権力を独占し、恣意的に物事を進めるということらしいが、これは結局「一人で決めちゃう」ってことだよね。でも一人で決めないといけないこともあるから、仕方ない気もする。
じゃあ、何が問題なんだろう。それは意識の伝達と共有がされていないってことじゃないだろうか?
いろんな人がいるから、認めないとか受け入れられないって人もいるわけで、組織が大きくなればなるほど、その意見の幅が広がって収拾がつかなくなってくる。だけど、小さい組織の場合はある程度まとまりがつけられるのではないだろうか?
でもここで問題になるのが、そもそもリーダーに言語能力が低い人がいる事。コミュニケーション能力が足りない場合があること。そして何より、「情報共有を強く求めるのに、自分が共有する意識が低い」人がいる事。
だから、独裁者と言われてしまうのかもしれない。
共有されても共感できるかは別の話だと思うけれど、共有されているということはもの後の流れを把握できるということで、それは自然と今起こっていることの根拠を知ることになる。そうすると納得しやすくはなると思う。だけど、納得することと従うことはイコールではないというのが次のみそ。
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「納得すれば従える」っていうセリフは嘘!
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人は、納得すれば従えたのに・・・ってよく言うけれど、それは根拠などが明確になっていれば自分も納得できた・・・という意味なんだろうけど、その根拠を知っていてもその人は納得しないし従わない。っていうのがホントだと思う。
従おう、リーダーの決定に沿って行動しよう。結果が出るまでやり抜こう、それ全て同じで、やると決意するかどうかという問題だけなんだよ。
お前が「できる」と思えば、できるし 「できない」と思えば、出来ない。
という言葉にあるように、やらない人は、「できない」と思っているし、「やりたくない」と感じている。そして「やらないためには何ができるか?」と言い訳を考えているんだから、それは何時まで経ってもやらないし出来ない。
だから、決めてそれをやらせる前に、「決意」をさせて、それを確認することが大事かもしれない。
その代わり、その結果は両社がウィンウィンになっているのが大事。そこは納得させてあげてね。