第17回 2023年3月11日
__________________________________
人は変わらない!
でも変わることができる?この矛盾は・・・
__________________________________
どちらもよく聞く言葉ですよね。
でもどっちがほんと?「他人は人を変えられない」が真実だと思います。
だから変えられるのは自分だけで、他人を変えることはできないってこと。であればどうするか?変えたい人がいる場合どうするか?諦めるってのが一番近い回答だよね。
だけど私はそこで終わりたくない!ってことで体験を交えて考えてみると、その人が「変わりたい!」って思うきっかけを作ることはできる。そして変わることを手助けすることはできる。
ならどうしたらそのきっかけになるか?それがまさに「自分が変わること」なんだ!変わることが「素晴らしいこと」「幸せなこと」ってやって見せて初めて相手も気がつくし、努力しようとするってこと。
これがパラドックスだよね。だから、一番悪いのは、自分が変わりたくないから相手を変えようとしている人!あんたが変われ!そう言ってやってください。
一番困るのは、変わるべきなのにそれに気付いていない人・・・でもそう言う人は、気付きのチャンスを与えて、それでもそれを無視するのなら、そんな人に関わっている時間は無駄だと思う。さっさと離れるべき。私たちは神様じゃない。無理やり相手を変える力も権利もないからそう言う人は組織にいるなら、フェイドアウトしてもらうしかないし、関わりをなるべく持たない方がいい。
そんなことより、意欲があって、上を目指し、もっと言うなら「いい人生」を生きたいと思い、日々学びをする人と一緒に成長する方が自分の人生にとって遥かに有益だと思う。そう言う人生を生きている人は年齢に関係なく輝いているし、成長している。
__________________________________
鈍い「変化したくない人」が
組織で癌となってしまう件
__________________________________
これが今の日本の組織の問題点だと思う。
法律的にも労働者は守られる様にできていて、それ自体は大切なことだし、労働者が不当な扱いを受けることは断じてあってはいけないと思うが、使用者=経営者が不当な扱いを受けることはあってもいいのかってこと。
それもダメでしょ。お互い人間なんだから、経営者だからって神様でもなんでもないし、感情もある中で今、働かない労働者がのさばって、好き勝手なことを言って「どうせ辞めさせられないだろ!」って感じになっていることがあると思う。
働く気がないとか、その組織の風潮や目標が自分に合わないなら「転職」するなり辞めればいいと思う。それなのに、なぜか居座り続け、本当に最低限のことしかせず、時には周囲に迷惑をかけ、平気な顔して出社してくる・・・そう言うことが実際にあるんだ。
何度考えても、どう言う思考回路しているのか理解できないが、それを理解したところでなんの益があるのかわからない。
だから、お客様と同じで働く人にもランクが必要かもしれない。その時に使えるのはマネジメントのマトリクスだ。簡単に言うと「モチベーション=やる気」と「スキル=実力」のパラメーターの配分での区分けだ。

①の人は材料の「材」で人材だ。スキルが足りないなら「学び」を提供してスキルアップを手伝えばいい!
②の人材は存在の「在」、スキルはあるのに、やる気がない。ただ居るだけで、指示待ち人間だったりする。そう言う人はモチベーションを上げる施策を敢行することが大切。こう言う人はやる気になるとバリバリだったりする。だって、実は承認欲求を満たせずに燻っていることが多いから。
③は犯罪の「罪」の人。やる気もスキルも無い人。これはリストラ予備軍に最も近い。期限を決めて忠告し、迷惑行為をするならば厳正に処分する必要がある。また目標を設定してクリアできないとするならばバイバイも考える。
④は最強の人材。財産の「財」の人。この人にはチャンスを与え、権限を与え、成長の機会をふんだんに提供することで会社に大きな利益になってくれることだろう。
それと同時に良い人というのは他の会社にも人材としての価値を認められやすいので、ヘッドハンティングの標的になる。それはその人の価値を認めるのにとっても良いことだが、同時に会社にとっては機会損失になりかねない。そういう時に一番大切なのは、この会社でどれだけ成長できるか。未来はどんなものが待っているのかという、未来に他する「希望」と、頑張りにより変化する「成長」が見えており、ふさわしい「報酬」があるということが大切。
特に大切だと思うのが、その成功までに非常に困難で難しい難題があるミッションが与えられるということ。簡単にできることは能力が高い人にとってはイージーモードになりやすい。そこに陥るともっと大きなチャレンジがしたくなってしまう。だから適度に難しく、多くの人と関わりの中で自身の成長と協力でなんとかかんとか乗り越えられる課題が必要不可欠なのだ!
__________________________________
愛すべき人物
変わらないといけない人物
__________________________________
もしもあなたの大切な仲間が、「変わるべき人」であったらどうするか?
これが、あるんですよ。中年以降になって、50代も後半になり・・・でも打一線で結果が出ない。部下が育っておらず、自分が20年前と同じ成果を出さないといけないことになっていて・・・でも肉体的にも精神的にも衰えを感じ無力感に泣く時。
その人は変わらないと進めません。それか退職して違う世界で生きていくかです。
しかしそれはあまりにも勿体無いし、そうなるのは悲しい。ほんとはその年齢で部下たちの活躍を喜び、自分はまだ見ぬ地に挑戦をしてみる。そんな甘酸っぱい60歳前の果敢な挑戦は物語になりそう。
でもそうなるためにはその10年以上前から、前述したマネジメントを徹底して行なって人を育てることをしないと叶わない。
本当ならば、見せてあげてほしい。若い人たちに50のオヤジが命の灯火を燃やして挑戦し、かつ成長している様を。若い人の心に残る生き様を。そして年齢的な若さを超えて、挑戦し続ける人の心の若さは肉体年齢を超えるということを。その感動と喜びを。働くことの素晴らしさを。
そうして、その灯火を次の人たちに誇らしいバトンとして手渡して、会社を離れてまた新たなチャレンジに飛び出していく・・・そんな上司に付きたいじゃない!部下として働かせてもらって、いっぱい成長させてもらいました!って言われたいじゃん!私も今第一線で働いている人たちみんなそうなってほしい。
だからこそ、私は「いい人」には厳しい。もしかしたら鬼のように思われているかもしれない。
悪魔だって言われることもある。だって本音のところをぶつけるんだから。でも変わるきっかけは絶対に必要で。安穏としていてもそれは暗闇が待っているだけ。だから一緒に変わろう!って声をかける。
そして、そういう意味でいい人は気づいてくれやすい感じもある。そういう人は大概真面目で、自分でも悩んでいるから、キッカケさえあれば動き出すんだよね。
1番の問題児は、自分が「変わる必要がある」人間だって一ミリも考えていない人。
だけど、それだけど、「彼には変わってほしいし、最後に活躍してほしいんだよ」っていう人には、必ず忠告する「それは非常に難しいことですよ。可能性としては90%無理だと思ってください。それでもなお、やろうと思うなら、覚悟してください」って。
だってそうでしょ。考えてみてください。これを読んでいる人!想像してください。今の自分の人生は肯定したいですよね!?頑張ってきたって認めてほしいですよね?若い頃、いっぱい怒られて、失敗もしてようやく今の年齢になって、また怒られながら失敗してハラハラしたくない!安定したい!って思っていません?
そうなんです。本人が血の滲むような覚悟をして初めてこのミッションは成功します。それをさせるのが年齢が高ければ高いほど難しいんですよ。だから、すぐ逃げるし、戻る。それこそ、自分を変えたくて成長したくて本気の人はそういうプログラムがあるところに行ったり、学びの学校みたいなところに投資したり、自己投資で30万とか50万とかかけることに躊躇しない。だってそういう人って「自分の未来が価値ある」って信じてるんですもん。だから大切なのはこの「自己否定のような変化」を「ポジティブ」に受け入れることができるかどうかなんです。
だから言いたい!自己否定は、今の自分で満足しないことは成長のスタートだ。
あらゆる問題、患難は自分を磨くチャンスだし、苦しみは自ら引き受けるべきテスト。それらを全部がっつり受け入れて、なお前進しようと思えた時、あなたは「若い」!あなたの未来は「輝く」以外にない。対外的にそう見えなくても、あなたの人生の価値は周囲に人には一目瞭然の宝石になっています。