2023年4月14日 第24回
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私が「遅い!!」とキレるとき・・・
心の中にあることは。
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偉そうなことを言う気はないし、そんなこと言える立場でもないけれど、
対応の遅さや、準備のなさ、段取りの悪さに「腸が煮えくり返る」時がたまにある。そんな感情的になるのはいけない事だろうし、それを口に出すのは尚更よろしくないんだろうけど、何せ煮えくり返っているもんだから、私はハッキリ言ってしまう。
なんでこれを言おうと思ったかっていうと、「ビジネスはチート有のクソゲー」だから。
言い方が悪かったかもしれないけれど、色々なゲームは制限があったり、学校のテストもカンニング禁止とか、範囲があったり・・・でも、でも、ビジネスって、カンニング有、制限なし・・・当然違法行為はダメだし、コンプライアンスは必要だけど、それを逸脱しない常識範囲であれば、あらゆる手段が許されている。ゲームにもならない世界。
身も蓋もなく言うと「勝つべくして勝つ」ことが可能だってこと。だから、戦争みたいに勝負・・・負けるか勝つか分からないことは少ないし、イヤ!少なくできるし、博打みたいに「丁?半?」分からない、五分五分なんてことはない。それは予想外のことがあるかもしれないけれど、それさえも後からリカバリすることもできる・・・テストは回答を変えることはできなくとも、ビジネスシーンでの内容は変えようがある。
そう考えると、なんでもありだな~って思いません?
だから、勝つべくして(勝てるための万全の準備をして)勝ちを取りに行くことが可能だってことだと思うし、負ける人は勝つための段取りをしていないだけってことになりません?
だから言いたいんです。勝つためにスピードが必要な時、遅くちゃダメなんです!
準備に時間がかかるものの場合、早めに始めないといけないし、毎日積み上げていかないといけないんだったら「今日から始めろ!」って。夏休みの宿題だって、スタートからやっていれば無理ゲーでもなんでもない、でも最後に詰め込むから無理ってなるんですよ。
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「出し惜しみ」すべきところと
すべきではないところ
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あらゆるリソースはかけるべきところと、削減してもいい、すべきところがある。
それを間違えると全く効果のないことを永遠とやらないといけなかったり、無駄な努力をし続けたり、意味のない機体を持ち続けたりする。
例えば「適材適所」って言いながら配置を決めている。みんなそうだと思うが、じゃあ人材が不足しているときはどうだろう?消去法で残った人が配属されている場合だって多いと思う。
なんでこの人がこのポジションにいるんだろう?求められる職務が全うできていないじゃん。期待される成果が出せないじゃん!っていう配属が結構多い。その原因はリソース配分を変にケチっているから。
リーダーのやるべき重要なことの中に「外す」っていうのがある。首を切るともいうかもしれない。トランプ元大統領の有名な「You are fired!」ってやつだ。
その場所にふさわしくない人を放置するのは、おそらく代わりになる人がいないからだろうけど、その人を放置することで、もともと出来ていた人や頑張っている人までやらない人に変化する可能性がある。それは組織全体にとって非常に大きなデメリットだし、利益を生むチャンスを逃すことでもある。
だから、人勢が必要なときは出し惜しみするべきではないし、これが波及効果的に大きな結果を招く・・・良くも悪くも。ブルウィップ効果のようなものだ。
だから同じように、人を育てようと思うとき、中途半端にするのが一番悪い。徹底的に鍛えて、お金を使ってでもその能力を磨いて輝かせる必要がある。そこに出し惜しみしてはいけない。
だから言ったでしょ!勝てる勝負を作るんだ!
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柔軟な発想と折れない執念
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「創造的な生き方、それは挑戦と執念」
これは私の席の後ろの壁に10年ほど前に書いた一筆だ。
本当にクリエイティブで創造と呼ぶに相応しいものは、人の後ろを追っていては手に入らない。前人未踏の大地に飛び出して、失敗を恐れず果敢に取り組み、批判を恐れず努力を続け、それを決して辞めないという、およそ狂気にも似た所業の果てに達せられるものだ。という考えから書いたものだ。
そこで私が思うのは、柔軟な発想力は問題解決には必要不可欠であること。そして新しい道を見つけ出す視点は絶えずその発想力から導き出される。そしてその自由な発想はしばしば人に共感されない。馬鹿げたもののように映ることもしばしばなのだ。
さらにそれを形にするためには挑戦する豪胆さが必要であり、その形を完成させるのはもう、ひたすらの執念しかない。だから物作りは執念の賜物と言っても過言ではない。
そう、勝つための最も必要な才、それは「執念」だと私は思う。
負ける人は須く途中で諦めるのだ。