2023年4月17日 第25回
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人生がブレブレになる原因は
人に認められようとしているからだ!
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これは私の中で納得した結論なんです。
なんで私はこんなに右往左往しているのだろう?
なんで継続力がなくて、決めた目標を達成できないんだろう?
なんで・・・ってこんな悩みを持つことありますよね!?そうなんです。人生がブレるって思った時、ふと気づくと人の目を気にして、人の評価を気にしているってことはたくさんある。
そしてその時のゴールは人に認められることだから、それって時代や人種、人の群れの種類によって変わってきてしまうし、時間と共に劣化や変化を繰り返す・・・だからゴールが安定しないってことです。
私は10代〜20代、農家をやっていて、こんな経験をしました。
トラクターで畑を耕すんですが、なんせ広い畑・・・北海道なので・・・を開墾しないといけなくて、じゃがいもや玉ねぎの畑なんですが、トラクターの幅で畝の基準になる線ができてしまうんです。そして、同じ幅で開墾していかないと畑が四角だから、綺麗に端まで開墾できないんです。
そんな時、周囲を見ながら、前の畝のラインを見ながらやっていたんですが、向こう端について後ろを振り返ると・・・なんともウネウネ曲がりくねっているんです・・・畝(うね)だけに・・・面白くないですね。
そんなこんなで苦労している時に、隣の百姓のベテランさん、3代目くらいのおじちゃんがやってきて「そんな足元ばかり見てたら、いつまでも真っ直ぐには開墾できん!ずっと遠くの目標を見つめてハンドルにぎれ!」って言ってきたんです。
騙されたと思って、言われた通りにしたら、なんと真っ直ぐにトラクターを操れることに気づいたんですわ!これが。
さて、ここでの悟りですが、「遠い目標を目指して突き進む人は、足元の些細なことに振り回されない」ってことです。そうすることで、その人の生き方は安定し、真っ直ぐにゴールに向かい、人はそれに憧れ、称賛するのかもしれません。
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誰に認められたいかではない。
何を認められたいかだ!
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これは、存在目的という内容ですわ。
人間に認められることは確かに素晴らしいことかもしれない。でも認められたいからといって、「認められやすいものを追いかける」人生はつまらない。その価値が失われた時、自分の人生はなんだったのか、わからなくなってしまう。
そうではなくて、何を認められたいのか、自分は何をする人間なのかを見つける方が価値がある。そして究極それは自分が認められれば、本当はそれでもいいと思う。自分自身が嘘なく正直に、この人生に価値あり!と心にストンと落ちて、満足できる人生を直走りに走り、走り切った時、そういう人生を後から来た人間が理解するようになる。そういう順序なのではないかなって最近感じる。
突き詰めて考えてみるとき、
「成功したいんだよね」とか「何か成し遂げたい」的な感じのことを言っている人やそんな事を言いたくなる時、それは心の中で「自分を認められていない」時であったり「自分の価値を実感できない」時であったりするんではないだろうか?
そう考えると、自分が自分の価値を認識して、大事に思い、その人生を肯定して、なおそれが人の役に立つものの時、誰に何を言われようと不動の自信を持って生きていられると思う。
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自分は何者なのか?
神のみぞ知る!
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なんだか哲学的なことを考えたい今日この頃なのかしら?って文章ですが、
結論。「何者でもないが、何者にでもなれる!」
なにものなのか?と自問自答するあなたは、何者でもない。でも、その瞬間からあなたが望むものになることは可能だと思う。その望むものが本来の自分の性質とマッチしないことが多くて、苦しむことがあるかもしれない。だから問題は「今あなたが自分に望んでいることは、本当にあなたの心から出ているか?」ということ。
自分の性質や性格、生まれ持った特徴は本来自分が一番よくわかっているものなはずなんだけれど、あまりにも多くの情報や鏡の前でお化粧をしすぎて、本来の自分ってものが奥底に隠れてしまうことがある。
そんな時、有効なのが「自然に涙が出ること」を見つけること。
誰かが「あの映画感動するよ」って言って観たものとか、評判の感動物語・・・とかではなくて、ある時ふと出会ったストーリーや読書の中、人の話の一節や自分が発した一言でもいい、そんな自然の何気ない出来事の中で、一瞬ゾワってして胸の内が熱くなり、頬から目に向かって熱いものが流れていくのを感じる時、その対象があなたの心の向かう道だと思う。
私たち人間はそんな風に自分が何者かを知ることができるような気がする。そしてそれは多くの人に賞賛されるようなメジャーなものではないことも多い、でもそれが間違いなく自分の性質であり、人のためになると思えた時、自然と自分を認めることができる。
そんな人生は「どんな苦労も苦難も乗り越えることができる」力と活力と明るい笑顔に満ちている。
なんたって苦労さえも楽しみの一つなんだから!