イチ社員が会社を変える 28 【記録という名の剣】

2023年4月25日 第28回

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社会人として働くあなた!

武器は持っているか!?

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法治国家の日本、銃規制があり、銃刀法でも携行は禁止れているから・・・いやいや!その武器の話しちゃうねん!

結論から言いますね。

ビジネスマンが、経営者が、リーダーが最も持つべき武器は「記録」です。

「愚者は記憶を頼りにする、賢者は適切な記録を基にする」・・・by ルーク工場長

特に私はトラブルやトラブルのもとになりそうなことは、めちゃくちゃに細かい記録を付けるようにします。録音や録画も有効ですが、やはり文章にするのが一番大事な気がします。

状況やそれまでの経緯もあるので、切り取られた事実は時にその意味をなさない時もあるので、事実だけを明記した記録と、自分の意見の両方を用意することは少なくありません。

「ホントは細かい記録付けるべきなんだよね・・・」と言い訳を言う人がいます。そういう人に限ってトラブルが多く、その度に適切な対応が出来ずに、胃を痛めながら泣き寝入りをするんです。そして部下に舐められ、上司の信用を失い・・・無能な管理職のレッテルを貼られる。

そもそも管理職はマネジメントをするのが大切な仕事。それは学校の先生にも似た作業をするわけです。スパコン並みの記憶力と処理能力を持っているなら安心かもしれないけれど、そんなん無りなんだから、通知表を埋めるための生徒の記録みたいに部下の記録を書きましょう。同時の上司の記録も書きましょう。人は何時、敵になるかも分からないから。

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文章を書くことを日常化する

それは思考を整理することにもなる。

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「〜についてどう考えますか?」と言われて、言葉に詰まって、ちょっと時間をください。考えてきます・・・という人。いつまで経ってもその答えは出てきません。

なぜなら、その人は、その時々で思ったり感じたり、考えたりするけれども、その思考が体系化していないし、文章化しないので、整理されていないためです。

それはとてつもなく大きなゴミ集積所で、一枚の名刺を探すような行為であり、見つかりっこありません。

だから、文章を書くんです。面倒でもその時に。

よく情報は「5W1H」で書くように言われると思います。

「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」

「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」

が明記されていれば、大抵の情報は整理が容易ですが、これに付け足すとすれば、「6W3H」を活用することをおすすめした。これはビジネスシーンにも活用できるので、日頃から意識しておいて損はないと思う。

●いつ(When) これは一番上に表示することが多いが、記録した時間まで。

●どこで(Where) 場所は「どこなのか」

●誰が(Who) 記録では最も大事。関係者が誰なのか。自分はどの立場か。

●誰と・誰に(with Whom)「誰と」「誰が」トラブルになっているか?

●なぜ(Why) 目的、理由を明確にする。特にこの文章を書く理由。

●何を(What) 「〜は〜である」という一文で表現できるように内容を確かに。

●どのように(How) 方法、時系列での順序など

●いくら(How much) これは被害の額や損害など被害についても書くこと。

●どれだけ(How many) 数量は工数。処理の工数や今後の予定について。

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人は葦のようだ

風にすぐ棚引く・・・が根を意識すべきだ。

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自分のことを言っています。いろんなことを言いすぎて根無草のように彷徨うことも、成長し進化する過程で自分がなぜそうやってきたかの根拠を失いそうになる時もある。

そんな時は、自分が書いてきたものを読むと良いと思う。自分は何者なのか?何者でもないことをもう一度思い知って、そうして走り出せば、一貫した自分を貫くことができるかもしれない。

何せ人間は右往左往しやすい生き物だし、人生は短い。それを知ると急に慌て出す。そして道を踏み外すこともある。

しかし、自分の考えが全く間違っているとは思わない。正しいことも沢山してきているだろうし、若い時の熱を入れた考えは結構、的を射ていることが多い。ただしそれを成し遂げる力がない・・・そう若いから。

だからこそ、力がついた時に、若き日の思いを新たに挑戦してほしいと思う。

そんな人が増えれば、次の世代の若い人が暮らしやすい世の中が、少しでも実現するだろうと思うから。

Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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