イチ社員が会社を変える 30 【何かを変えるなら夢が必要】

2023年5月14日 第30回

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人種を超えて

共感したくなる夢を抱け!

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今回、ドイツのケルンに展示会参加と、オランダのお客さんに交渉するために1週間程度の出張があった。

その中で考えさせられた2つのことについて共有したい。

と書いてみると、結構深刻そうで文章として硬いので、簡単に説明すると、

ヨーロッパには慣れていると思ったんだけど、結構カルチャーショックを受けた感じたしたんだよね。だって、今まではドイツ人って話しやすい人ではなかったという印象だったのに、今回はみんながめちゃくちゃフレンドリーで、楽しくて仕方なかった!

そしてその変化のキーポイントがわかった気がする。

それは「日本人を仲介にしてはいけない!」ってこと。

共すると私たちは「英語が話せないから」とか「海外での交渉は慣れた人の方が・・・」という風に自分の安心の確保のために人を挟みたがる。だけど、一旦それを手放して「自ら話しかけ、自分の気持ちを伝える」ことに本気になってみると、「ビジネスを超えて仲間になろう!」って言ってもらえるってことなんだ。

今回それは新しいオランダのお客さんにサンプルを渡して話をした時に言ってもらった言葉だ。

なんとも嬉しい。大きな会社のグループにある、床や壁のボードを作っている会社の人であったが、今後の新たなビジネスで少量販売先にもサービスを提供できるようにカバーを検討しているということで、サンプルを作っていった。

当然詳しい話はオランダ人の販売代理店の代表Mr .Rikにお願いしたが、できるところは私が直接話をした。

そこでもう一つのポイントだが、「友は友を呼ぶ」ってこと。

リックさんとは長い年月をかけて信頼関係を構築してきた。満足な信頼関係かはわからないが、食事の時間に彼の親切な対応と、ウィークデイなのに、仕事をしながらも観光や通訳やいろんなことを一緒にしてくれたことに感謝を伝えると、「ただのビジネスパートナーだったら、ここまではしないよ!それ以上の友になったから、どんなことでもできることはしたいんだ!お前だって日本ではそうしてくれたじゃん!?」って言ってくれた。

本当に嬉しかった!そういう人を海外に持ちたいって思っていたから、本当に心強い・・・だけじゃなくて、彼らが本気で向き合ってくれるからこそ、新しいビジネスが生まれるって思うし、私も本気で向き合う気になれる。

彼らが見つけてきてくれるお客さんも、そんな想いに共感するからこそ、ビジネス以上の関係になろう!って言ってくれるんだと思う。

一緒に街を歩いて、話をし、大きな教会堂を見て周り、そんな時間を共有しながら思うのは、こういう対応って心がないとできないな!ってことだ。仕事だからと割り切って向き合ってみても、「一緒に楽しもう」って気持ちにはなれないし、アサヒのカバーを世界に発信しよう!っては思えっこない。

だから、はっきり言えるのは、「自分の夢は自分で語れ」ってこと。

そんな大層な夢があるわけではないけど、「プロテクションキルトで世界を変える」っていうのが夢かな。シンプルだけど意味不明、わかりそうでわからないけど、なんか大きいことだけはわかる・・・これからの回で、このことを少しずつ説明していければいいな!って今は思っています。

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日本を超えたキルトメーカーへの挑戦

ドイツ発マムートを攻略せよ!

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これは、全然成し遂げたかどうかわからないレベルのものだが、

突破口は開いてきた気がする。

本当は到着してからも確信が持てずにいたことでもあるが、私はドイツのキルティングマシンのメーカーであるシュトゥツネッカーという会社のブランドである「マムート」というマシンが次世代の(株)アサヒに必要であると判断して、的を絞って交渉に臨んだ。

そして「Jキルトで世界を変える」とテーマにマムートを仲間にしたいと、できもしない大きな夢を描いて展示会に臨んだのだ。

当然メーカーから直接買うことはできないので、販売代理店を通すことになるので、その担当者に通訳をしてもらって、話をしようと思っていたんだけど、多少私がフライングして、熱意のあまり話し過ぎたようだった。

あらら、やってしまったかな?と思っていたが、次の日、リックさん達ともう一度写真を撮るためにマムートを訪れると、営業責任者の方が覚えていてくれて、駆けつけてくれた。そして、私たちの商品が非常に興味深いこと、そして特別値段を必要としているので考えていることを教えてくれた!本当に感謝だ。

さらには、リックさんたちの会社から、車で30分くらいのところに工場があるらしく、サンプルを縫うことなど協力はできる限りすることを約束してくれた。まあ、リックさんの奥さんのナタリーさんはドイツ語ペラペラなので、コミュニケーションは誰よりも測れるだろう!

ととにかくいっぱい話を展開させたけど、一番言いたいのは

「本当の友達を一人作れ!さすれば2人、3人は簡単だ!」

ということ。

さらに、マムートの技術担当者とも話をしておいたんですが、彼は他の商品でも似たようなものを見たことがあると言っていた。でもしれは(株)アサヒのものとは似て非なるもので、これはすごい伸びるし、可能性もある!って言っていた。やはり技術屋さんには分かり合えるものがあるなって感じ!

Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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