第37回 2024年2月1日
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金を追い求めるな!
金を生み出す力を追い求めよ・・・それは
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そんな標語を耳にしたこと、目にしたことがある人は少なくないはず。
特に昨今のSNSは金儲けの方法や、リッチになるための手法などに満ち溢れているし、多くの人が「どうしたら金が手に入るのか?もっと良い暮らしができるのか?」と興味津々にそれを読む・・・その気持ちはよくわかるし、否定する気はさらさら無い。
ただ、それをちらつかせるのが「鴨を求める猟師」であることが多いので、なんだか嫌な気持ちになる。ただそれだけなんだけれど、本当に格言として語っているものが少ないわけではない。
金を追い求めるな・・・と金のことに執着した言葉のように聞こえるが、要するに、お金というものは「感謝された瞬間発生する」というシステムなんだということだと思う。人の感謝が形になり、人の喜びが物質を生み出し、人の求めが対価を生み出すように、そのところにお金という共通の価値基準が行き来するということなんだと思う。
さて、お金を生み出す力とは、人を喜ばせる力であり、人の求めを満たす力、つまり創造力、何かを生み出す力のことだと思う。だから、「ああ金が欲しい」という人は、何かを生み出す力をつけると良い!ということなのだ。
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仕事をするときに、給料のことを言うのはタブー!?
そのうち認められて、昇給する・・・ホント!?
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これは、ホント・・・ではない!
まず、会社の経営者のことを考えてほしい。別に社長の気持ちがわかったから、給料の交渉をしないとかいうことではない。あなたの給料はどこから出ていて、どうして上げるという方向に行くのかというシステムを理解して欲しいということだ。
当然商売やサービス業などお金を生み出す仕事があって、経営者はその業務を自分だけではなくて、他の従業員を雇うことで拡大させている。つまり投資をしてそれを回収するために収益を上げようとしているということ。
至極当たり前のことなのに、働いていて、労働者が法律により守られている・・・という概念だけで話を考えようとすると、「なるべく少ない業務をして、なるべく高い給料が欲しい」という訳のわからない妄想に囚われることもまた事実だ。

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どうしたらいいのかな!?
想像しながら内省しよう!
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じゃあ、どういう働き方がいいんだろう!?
一般人がそれを創造するのは非常に難しいので、こういう場面を想定して身はどうだろう?たとえば、ベッドを買って家具屋さんから運搬されてくる。その業者さんにあなたは何を求めますか?
当然、素早く正確に搬入して組み立ててほしい。同時にむすっとした仏頂面のマッチョな人より、イケメンで細マッチョの方がいいかもしれないし、明るい挨拶をしてくれる、適度なコミュニケーションをとってくれて、仕事が正確な方がいいでしょうし、家に傷つけることなんて言語道断でしょう。
その仕事が完璧で、自分の困っていたことも同時に解決してくれて・・・たとえば配線とかもサービスでやってくれたり、壊れていた椅子もちょっと直してくれたりして、自分の部屋が一段グレードアップした感じがしたら、あなたはその人に金一封を渡したくなる。
そこで聞きたい!・・・あなたは自分の職場でそんな人ですか?
意外と人というのは(私もですが)、人にはしっかり求めるのに、自分には要求せず甘やかすものですよね。だからこそ、人に要求していることを自分でやってみるといいでしょう。
さて、その上で待遇が変わらないときは交渉しましょう。
おそらく自然と評価されて待遇は改善されるのではないでしょうか?それでも待遇が改善されないときは・・・転職を考えた方がいいかもしれない。ただ、ここで終わると多くのブログで転職を勧めるのと同じくなりそうなので、一言添えたい。
それは、経営者と・・・あなたの仕事に対してしっかりと意見を持ち、責任を持っている人と、一度しっかりコミュニケーションをとってください。あなたに対する評価が、現実に実装されないとき、その理由があるかもしれない。しかし、理由もなく評価もされていないとき、それはその組織にあなたが必要とされていない証拠だから、転職してもOKなのではないでしょうか?