朝礼メッセージ 42 「後継者たちのスピーチ ⑧」ヨネちゃん編Vol.2

2024年8月2日 第42回

はい、雑用という言葉が出てきました。
皆さんいろんな担当業務あると思うんですが、 自分自身が担当してる業務の中に、いわゆる雑用というカテゴリーがありませんよっていう人いますか?

いませんよね。何かしら絡んでるはずなんです。例えば掃除ね。私たちも玄関掃除、 週替わりで交代制でやってます。

皆さんもお2階の食堂であったりとか、中の階段であったりとか、トイレであったりとかやってくださってると思うんですけれども、こういった 部分ていうのは仕事の中での雑用というカテゴリーに分類されてしまっていて、なかなか目立つものではないと思うんですね。

ただ、そういった雑用っていうのはどうなんでしょう。今の時代はわかりませんが、私が社会に出た昭和62年 んですけれども、この頃には新入社員の仕事として半ば押し付けられてたって言いますかね。新入社員ってやっぱりまだ会社での業務って覚え 覚えてないから、まずそういったところからやれよっていうことでやってました。もちろん、その会社の業種、業態によって変わってくると思います。

具体的に何をやるかっていうのは様々ですが、私は卒業して最初の勤め先っていうのはスーパーマーケットでしたので、そこで鮮魚部門ということで魚切ってたんですけれども、当時の 鮮魚部門、スーパーマーケットっていうのは、今みたいに加工センターっていうのが当たり前っていうんじゃないんですよね。築地の市場から魚を丸々仕入れてきて、それを厨房の方に 持ち込んで、そこでアップする。

例えばでっかいマグロなんか今、マグロの解体ショーとか言って この辺でもやってるとこあるみたいですけれども、お客さんの前で解体をやるのに、そのマグロの内臓まで引っ張り出してっていうところまではなかなかやらないと思います ね。あんまりそんなもん見せられても面白いもんじゃないんでね。ところが当時、やっぱりスーパーマーケットの厨房では、その内臓を引っ張り出すところから やってたんですよ。で、その残骸の後始末が新人である私の仕事でした。

ほんとに生の内臓を手袋してるとはいえ、手で掴んで、 それを捨てる、まとめておくためのバケツの中に放り込んで。で、残ったね。朝からのこの話なんですけど、 血まみれになったまな板であったりとか、床であったりとか、そういったところを綺麗に掃除して・・・というようなことを毎日のようにやってました。

おそらく、業種は違いますけれども、事務系の お仕事についても、昔はコピーをとったりとか、あるいはお客様に対するお茶出しをしたりと、お客様じゃなくても、朝出社してきたらもう順番に、その出社してきた順にお茶を出すとか、そういったものをやったことある方もいるんじゃないでしょうか。

今こう、今の時代、これをじゃあ新人に強要したらハラスメントとか言われかねないんですけれども、
そういうことの積み重ねって実はすごく大事だと私は思っていて、そういうことをしながら、周りの先輩の業務を この目で見て確認して覚えて、あさ、仕事こうやるんだ、あれ面白そうだなっていう風に、自分がこれをやりたいっていうのを発見していくんですね。

それが最初の3ヶ月の研修期間の新人ができる こなんじゃないかなという風に思うんですね。スーパーマーケットでは、 コピーの仕事とか、お茶出しとかまではやらされませんでしたけれども、慣れてくるに従って、小魚から始まって、さばき方を教えてもらってね、少しずつ仕事 を覚えていくことができました。1年半ぐらいしかいませんでしたけれども、フルとこ以外だったら大抵のもの、おろし方は 覚えました。今でもたまにやってるんですけどね。で、結論ですけれども、私自身、

雑用っていう、決して、掃除もコピートもそうですけれども、そういったものはもう雑用じゃない 仕事なんですね。で、以前、工場長が朝礼の場でこういうこと言ってました。ラジオ体操、皆さん毎朝やってますけれども、 ラジオ体操1つ見てるだけで、皆さんの仕事に対する取り組みがわかるんだと。

この言葉は、私もそっくりそのまま昔言われたことがあります。高校生の時です。
お前らのラジオ体操を見てれば、お前らの勉強に対する取り組みっていうのはよくわかる。そこが結構 心に残ってて、1つ1つの今の体操もそうですけれども、普段自分がやってる主たる業務とはかけ離れた部分の当番制の仕事も、やっぱりそれは今の自分の業務に どこかで繋がってるものいうことを自覚して、お仕事に励んでいただきたいという風に思います。以上です。

ルーク工場長から

ルーク工場長 イラスト

雑用はホントはとっても大事な仕事の一部。でも新人は、新入社員は華やかな部署の、きらびやかな仕事を仕事だと思い込んでいますよね。そんな常識を「非常識」だとしっかりと説教してくれました!ブラボー! でも相変わらずちょっと長い!6分でした。次回は時間への意識を大切にね。

Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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