2025.6.18 第60回
本日のテーマは、「言うべきことはきちんと伝える」というお話でした。
自分の意見をはっきり言うことには、大きなメリットがあります。
それは、問題の本質に早くたどり着けること、そして、周囲からの信頼を得られることです。

しかし、当然ながらデメリットもあります。
何でもかんでも言えばいいというわけではありません。言い方やタイミングを誤ると、「空気が読めない人」や「不満ばかり言っている人」と思われることもあります。
例えば、相手が疲れているときにストレートな物言いをすると、思わぬ摩擦を生んでしまうかもしれません。
だからこそ大切なのは、「言い方」と「タイミング」、そして「日頃から信頼関係を築いておくこと」です。
信頼があるからこそ、「この人の話なら耳を傾けてみよう」と思ってもらえるのです。
つまり、意見を伝えるためには、普段の行動や人間関係づくりが土台になります。
また、意見を伝えるには、ある程度の準備も必要です。
感情的にならず、冷静に事実を伝えること。
相手の立場や背景に配慮して、言葉を選ぶこと。
これらが「伝える力」につながります。
さらに、自分の意見をしっかり持つことは大切ですが、それと同じくらい相手の意見に耳を傾ける姿勢も重要です。
ただ言うだけではなく、「聴く力」も持つこと。
これによって、対話が生まれ、信頼が深まります。
常に自分の意見を押し通そうとすれば、やがて周囲の協力は得られなくなります。
意見を述べる際は、「自分のため」ではなく、「チームや会社全体のため」という視点を忘れないことが大切です。
意見を伝えるには勇気がいりますが、正しく伝えることができれば、それは信頼につながり、前向きな変化のきっかけにもなります。

ぜひ、タイミングや伝え方に気を配りながら、相手の話にも耳を傾け、自分の意見をしっかりと伝えられる人を目指しましょう。