朝礼メッセージ 66「傾聴力のすすめ」ヨネちゃん

2025.6.25 第66回

今日の心がけは「相手の気持ちを受け入れましょう」でした。

以前、社員研修を専門に行っていた会社に勤めていたとき、人と人とのコミュニケーションについて自分なりに調べたことがありました。その中で、名前は忘れてしまったのですが、とある心理カウンセラーの先生の本に書かれていた「人の気持ちに気づける人が普段から心がけていること」という内容がとても印象に残っています。

いくつかの項目が紹介されていたのですが、今回はその中のひとつ、「傾聴(けいちょう)」についてお話ししたいと思います。

「傾聴」とは、「相手を否定したり評価したりせず、相手の話をそのまま受け止めながら聴くこと」とされています。
この傾聴の姿勢があると、「あなたになら話せる」と感じてもらえるようになり、信頼関係が生まれます。信頼関係ができると、より深い悩みや本音を打ち明けてもらえるようになります。そうすることで、相手自身もより納得のいく解決に近づくことができるんですね。

具体的な「傾聴」のやり方としては、次のようなステップがあります。

  1. 受容
     身体を相手に向けて、安心できる声のトーンで話しかける。
  2. うなずきとあいづち
     首を縦にうなずいたり、「はい」「ええ」「そうなんですね」といった相づちを入れる。
  3. オウム返し
     相手の言葉をそのまま繰り返す。
  4. 共感
     相手の気持ちをくみ取り、それを言葉で返す。
  5. 効果的な質問
     相手が気になっていること、話したいと思っていることについて深掘りしたり、相手の状況を丁寧に尋ねる。

このように、傾聴にはちょっとしたコツがあります。たとえ人の気持ちを察するのが得意でなくても、言葉を通じて相手の気持ちを確認することができるのです。そして、「この人は私の言いたいことをちゃんと分かってくれる」「いつも的確なアドバイスをくれる」と信頼されるようになります。

傾聴は、夫婦や友人との関係だけでなく、職場などあらゆる人間関係においてとても大切なことです。
今日の心がけ、「相手の気持ちを受け入れる」。
その第一歩として、ぜひ「傾聴」を意識してみてくださいね。

アバター画像

Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です