2025.7.2 第72回
今日の心がけ:「自社の強みを活かしましょう」
本日の心がけは「自社の強みを活かしましょう」でした。
皆さんは、ふと立ち止まって「自分たちの職場の強みって何だろう?」と考えたことはありますか?
たとえば——
商品の質が高い、納期をしっかり守る、対応が丁寧、笑顔での挨拶が自然にできる。
どれも本当に素晴らしい強みです。

でも、どんなに良い商品をつくっていても、どれだけ工程がスムーズに回っていても、人間関係がギクシャクしてしまうと、職場全体の雰囲気が一気に暗くなってしまいます。
そして不思議なことに、その雰囲気は、工場を見学に来たお客様にも伝わるのです。
逆に、スタッフ同士が明るく声をかけ合い、自然な笑顔が飛び交っている現場は、それだけで魅力的に映ります。
その明るさや活気が、お客様に安心感を与え、「この工場は信頼できそうだ」と感じてもらえるのです。
私は、こうした空気そのものが“職場の強み”だと思います。
ただし——
ひとつだけ注意したいのは、人間関係が良すぎて、馴れ合いの空気が広がってしまうこと。
「まあ、これぐらいでいいか」「誰かがやってくれるだろう」
そんな小さな甘えが積み重なると、ミスやトラブルの原因になってしまいます。
本当に良い人間関係とは、ただ仲が良いだけではありません。
お互いに支え合い、時にはしっかりと指摘し合える関係。
互いを高め合える関係こそが、本当の「良い関係」なのだと思います。

私たちの会社にも、必ず他社にはない強みがあります。
それは技術力かもしれませんし、お客様への誠実な対応力かもしれません。
でも、その強みを支えているのは、やはり「人」であり「チームワーク」だと、私は信じています。
職場の空気は、誰かがつくるものではありません。
自分自身がつくるものです。
良い雰囲気と良い関係性が、最終的に会社の強さにつながっていきます。
今日1日、自分たちの“強み”とは何か、そしてそれをどう活かしていくかを、一人ひとりが考えてみましょう。
どんな人間関係がその強みを育てていけるのか。
ぜひ意識してみてください。