朝礼メッセージ 83「”ありがとう”が職場を変える」ヨッシー

2025.7.17 第83回

今日は、「助け合いの気持ちを持ちましょう」というテーマでお話ししたいと思います。

私たちは日々、仕事に追われ、家庭のことで手一杯になり、
「人のことにまで関わっていられない」と感じることがあります。

あるいは、過去に誰かを助けようとして、
うまくいかずに気まずくなった──そんな経験があるかもしれません。
だから、自然と距離を置くようになった。
そういう方も、きっといらっしゃると思います。

でも、思い出してみてください。
自分が本当に困っていたとき、誰かのたった一言や、
さりげない行動に救われたことはありませんでしたか?

「大丈夫?」「手伝うよ」──
そのひと言に、ふっと肩の力が抜けた。
そんな“温もり”を、誰もが一度は感じたことがあると思います。

助け合いとは、大きなことをすることではありません。
時間や労力を強制するものでもありません。

ただ、「もし自分だったらどう感じるだろう?」
そう一瞬、立ち止まって想像するだけで、行動が変わってくるのです。

たとえば、隣の人が困っていたとき──
「自分には関係ない」と素通りするか、
「何か手伝おうか?」と声をかけるかで、
相手の気持ちも、自分自身の在り方も、まるで違ってきます。

助け合いで得られるのは、「ありがとう」という言葉だけではありません。
それは、信頼です。

人は信頼できる人と働きたい、暮らしたいと思います。
その信頼は、口先ではなく、行動によって築かれるものです。

そして私は信じています──
助け合いは、めぐりめぐって、必ず自分に返ってくる。

今は何の見返りもなくても、
「誰かを助けたその行為」は、
いつか別のかたちで、あなたを支えてくれる力になります。

今、「助け合いなんて、自分には関係ない」と感じている方がいたら、
どうか一度だけ、試してみてください。

まずは、“自分のため”でいいんです。
自分が困ったとき、助けてもらえる関係をつくるために、
ほんの少しだけ、先に手を伸ばしてみる。

その小さな一歩が、
空気を変え、人との距離を変え、
やがて自分自身の世界も変えていきます。

助け合いは、「弱さ」ではありません。
むしろ、「思いやりを持てる強さ」です。

余裕があるから差し伸べるのではなく、
“差し伸べられる人”こそ、実は本当に強い人だと思います。

今日から少しだけ、
「助け合いって、ちょっといいかもな」──
そんな気持ちで誰かを見つめられたら、
それだけで、素晴らしい一歩だと私は思います。

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Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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