朝礼メッセージ 84「最後の1%は、人が作る!」モミー

2025.7.18 第84回

今日は「人の力」について、少しお話をさせてください。

最近、テレビやネットを見ていると、
「AIが仕事を奪う」「ロボットがすべてをこなす時代が来る」──
そんな言葉がよく飛び交っていますよね。

中には「2030年には○○の仕事がなくなる」なんて、
不安をあおるような記事もたくさん見かけます。

でも私は、こう思うんです。

この工場で本当に価値のあるもの──
それは「人間の力」、つまり皆さん一人ひとりの存在です。

たしかに、機械は正確で速い。
文句も言わないし、サボらないし、休憩も取りません(笑)。

でもその反面、
言われたことしかできない。
気づかない。工夫しない。助け合わない。

たとえば──
いつもと違う音に「ん?おかしいな」と気づくのは誰ですか?
後輩が手こずっていたら、黙って見ているより先に「手伝おうか」と声をかけるのは?

品質の微妙な違和感に、「ちょっと怪しい」と気づく“勘”や“経験”。
それらすべては、人間にしかない力です。

工場は、ただ製品を作る場所ではありません。
**「チームで動かす場所」**なんです。

声かけ、気づき、判断、改善。
それらが連鎖し、積み重なることで、初めて“良い工場”が生まれます。

たとえ、ロボットが99%の仕事をこなしても、
最後の1%──命を吹き込むのは、人の手。
私はそう信じています。

そして今日はもうひとつ、
「人とのつながりを大切にしましょう」という心がけでした。

人と人のつながりには、力があります。

「おはようございます!」の元気な声で、スイッチが入る。
「ありがとう」「助かったよ」の一言で、疲れた体が軽くなる。
その日一日の空気を作っているのは、他でもない、私たち人間同士なんです。

だからこそ、今日も改めて胸を張って言いましょう。

私たちがいるから、この工場は動いている。
私たちが笑えば、工場も明るくなる。

機械には出せない“温かさ”と“チーム力”で、
今日も最高のものづくりをしていきましょう!

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Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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