2025.7.31 第92回
行動に移す力を「行動力」といいます。
行動力のある人は、考えたことを素早く実行に移す能力を持っています。
彼らには、向上心があり常に前向き、目標が明確で迷わず動き出せる、柔軟な対応力を持つ、自分に自信がある――といった特徴があります。
反対に、なかなか行動に移せない人には、自信のなさ、完璧主義、優柔不断、先延ばし癖、周囲の評価を気にし過ぎる、といった傾向があります。
では、どうすれば行動力を高められるのでしょうか。
ポイントは、自分に自信を持つこと、目標を明確にすること、失敗を恐れないこと、そして行動力のある人と一緒に過ごすことです。
すぐに変化は感じられないかもしれませんが、これは日々の積み重ねで育まれます。
性格的な要因もあるでしょう。
よく「性格は簡単には変わらない」と言われますが、あるカウンセラーの先生がテレビ番組でこう話していました。
「人間は変わることができます。ただし、変えられるのは自分だけで、他人が自分を変えてくれることはありません。」

「自分に自信がないから、誰かに自信をつけてもらいたい」というのは無理な話です。
自分を変える行動を自ら起こさなければ、現状は変わりません。
今日の職場の教養の内容が心に響いた方は、ぜひ「自分を変える」という一歩を踏み出してみましょう。
その一歩が、明日の自分を変える力になります。