朝礼メッセージ 96「信じて任せ、共に成長する」K課長

2025.8.6 第96回

仕事をする上で、「人に指示を出す」ことはとても大切な役割です。けれども、その指示の出し方ひとつで、結果が大きく変わってしまいます。

正しい指示とは、何を・いつまでに・どのように行うかを、具体的かつ簡潔に伝えることです。
例えば「この路線便出荷の商品を、明日のお昼までに準備してください。サイズは5才用にしてください」と伝えれば、相手は迷わず行動できます。

一方で「適当に梱包しておいて」や「なるはやでお願い」といった曖昧な指示は、相手を混乱させ、やり直しの原因になってしまいます。特に「急ぎ」「できるだけ早く」という言葉は、人によって解釈が違うため、必ず期限を明確に伝えることが大切です。

また、指示を受ける側も「言われた通りやればいい」と受け身になるのではなく、「この内容で大丈夫か?」と一度立ち止まる姿勢が必要です。ときには「もっと効率的な方法があるのでは」と改善のヒントが生まれることもあります。

さて、今日の心がけ「信じたら任せましょう」ですが、これは“任せる勇気”を持つことです。ポイントを押さえて指示したら、あとは相手に任せて見守る。過度に干渉せず、必要なタイミングで確認や声掛けをする――これが「任せる」であって、「放任」とは違います。

さらに重要なのが認識の確認です。指示を出したあとに「どんな段取りでやる予定?」と問いかけることで、相手の理解や計画を把握できます。その場で修正ができれば、ミスややり直しも減り、相手も安心して作業に入れます。

指示は「出して終わり」ではなく、「確認して支える」までが仕事です。信じて任せることは簡単ではありませんが、それが相手の成長を促し、結果としてチーム全体の力を高めていきます。

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Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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