2025.8.18 第98回
私たちは日々、多くの人や環境に支えられて生活しています。
しかし忙しい毎日の中では、それが当たり前に思えてしまい、つい「感謝の気持ち」を忘れがちです。
けれども、一つひとつに感謝の気持ちを持つことで、自分の心も周りの空気も、もっと穏やかで前向きになるのではないでしょうか。
さて、昨日までお盆休みでした。お盆といえば、ご先祖様を迎え、家族が集まる大切な行事です。
普段は意識することが少ないかもしれませんが、私たちがこうして元気に暮らせるのは、代々つながってきたご先祖様のおかげだと思います。

お墓参りや仏壇に手を合わせるとき、言葉にしなくても自然に「ありがとう」という気持ちが湧いてきます。
その感謝は、ご先祖様だけでなく、日々支えてくれる家族や仲間、そして一緒に働く皆さんへも広がっていくのではないでしょうか。
感謝を深めることは、自分自身を振り返ることでもあります。
「なぜ自分は今ここにいるのか」
「どんな人たちが自分を支えてくれているのか」
そう考えることで、自分の立場や人とのつながりの大切さに気づくことができます。
感謝は目には見えませんが、とても大きな力を持っています。
それは信頼をつくり、協力を生み、人間関係を強くしてくれます。
私たちの職場も、家庭も、地域も、感謝の思いが広がれば、もっと明るく、もっと働きやすい場所になっていくはずです。