朝礼メッセージ 99「挨拶は心の距離を縮める」Kさん(女性社員)

2025.8.19 第99回

今日のテーマは「挨拶」です。
皆さんも、挨拶にまつわる経験があるのではないでしょうか。
挨拶をしたのに返事がなくてモヤモヤしたり、逆にタイミングを逃してしまい、苦い思いをしたり……。
挨拶の言い方ひとつで、温かさや労いを感じることもあれば、「今日は機嫌が悪いのかな?」と受け取ってしまうこともあります。言葉には、それほど大きな力があるのだと思います。

では、挨拶とはそもそも何でしょうか。
語源を辿ると、「挨」は近づく、「拶」は触れる、という意味があり、心の距離を縮めるためのものだとされています。
弥生時代には稲作を通じて協力し合う中で言葉や仕草が生まれ、江戸時代には「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」といった気軽な声かけが広がったそうです。

挨拶の効果としては、人間関係の構築、コミュニケーションの円滑化、自己肯定感の向上などが挙げられます。
つまり、挨拶はシンプルな言葉でありながら、良い関係を築くための“最初の一歩”なのです。

では、人はいつから挨拶を覚えるのでしょうか。
幼稚園で「せんせい、みなさん、おはようございます」と声をそろえる姿や、生まれたばかりの赤ん坊に「おはよ」と話しかけ、笑顔が返ってくるだけで喜びを感じる経験があります。
子どもの頃から挨拶に触れているにもかかわらず、大人になっても挨拶の重要性を説かれるのは、簡単なようで実はとても難しく、だからこそ忘れてはいけない大切なことだからなのだと思います。

さて、「率先して挨拶をしましょう」をこの職場に当てはめてみます。
社員同士で交わす気持ちの良い挨拶はもちろん大切です。
加えて、来社された訪問者の方へも、こちらから明るく挨拶してみましょう。
営業や採用など、訪問の目的はさまざまですが、笑顔の挨拶は相手の緊張をほぐし、工場見学や打ち合わせを円滑に進める助けになります。

まずはこの朝礼の締め、「本日もよろしくお願いします」という言葉を、明るく元気に伝えることから始めてみましょう。
きっと一日のスタートが、より気持ちよいものになるはずです。

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Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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