2025.8.21 第101回
リーダーを務めるというのは本当に難しいものです。
どうしたら成果が出せるのか、何かしらリーダーを経験した人なら誰もが悩み、迷ったことがあるのではないでしょうか。会社にせよ、学生のサークルにせよ、人が集まれば必ずリーダーが必要になります。しかし周囲にはさまざまな人がいて、ひとつのやり方だけでは通用しません。ましてや会社では世代の違いによるギャップも存在します。
その中で、人をどう導き、力をどう引き出すかがリーダーの腕の見せ所になります。

そこで大切なのが、今日のテーマである「人を大切にする心」です。昔から言われている通り、この心がなければどんなに立派なリーダーも長続きしません。まずは相手をよく見て、話を聞くこと。これは地味ですが、一番大切な第一歩です。その姿勢が周囲に良い影響を与えていきます。
不思議なことに、この意識は自然とチーム全体に伝わります。互いを理解し、認め合い、安心して働ける雰囲気が生まれるのです。リーダーが前から引っ張るだけでなく、ときには後ろから支えたり、黙って背中を見せたりする。その根本にあるのは、やはり「人への思いやり」です。結果的にそれがチーム全体のパフォーマンスを高めることに繋がります。
結局のところ、リーダーシップとは小手先のテクニックではなく、相手を思いやる気持ちと誠実な振る舞いを積み重ねることです。今日の「身近な人を大切にする」という心がけは、リーダーだけでなく、私たち全員が持つべき基本中の基本だと改めて感じました。