朝礼メッセージ 102「一本より強い、束ねられた力」モミー

2025.8.22 第102回

今回はイソップ物語の「三頭の牛とライオン」を紹介しましたが、調べてみるとイソップ寓話にはなんと350話もあるそうです。有名なものでは「北風と太陽」「アリとキリギリス」「ウサギとカメ」「金の斧と銀の斧」などがあります。

その中で「父親と息子たち」という話があります。
父親が束ねた棒を息子に折らせようとするとびくともしません。しかし一本ずつにすると簡単に折れてしまいました。父親は言いました。「一人では弱いが、結束すれば困難に負けないのだ」と。

そう、いくつもの物語になるほど「団結力・結束力」は大切なのです。

ただ、結束と聞くと「みんなで気合いだ!」と大げさに考えがちですが、実はもっと身近なことです。
私たちの工場でも「工具どこ行った?」「誰が持ってる?」という場面がありますよね。こういう時に声を掛け合って共有するだけでも結束は強まります。逆に黙っていたら工具はどこかへ旅に出たまま(笑)。もちろん一番はちゃんと戻すことですが!

結束を高める第一歩は、小さな「一声」です。
「おはようございます」「お願いします」「ありがとう」──これだけで職場の空気は柔らかくなり、機械に油をさしたように動きがスムーズになります。逆に声を掛けなければ、ギシギシと音を立てて不具合ばかり。

結束とは特別なイベントや大きな目標のときだけでなく、日々の積み重ねでつくられるものです。小さな声かけや気配りを心がけるだけで、チームは自然と強くなります。

今日も一本の棒ではなく、束ねられた棒のように、仲間と結束して安全で効率の良い作業をしていきましょう。

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Luke工場長

(株)アサヒ Jキルトファクトリー
千葉県野田市にあるキルトの工場の工場長です。
会社を善くしよう。やりがいのある仕事を、社会に役立つ商品を!
と日々奮闘しながら、素晴らしい仲間と共に仕事をしています。

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