2025.10.29 第132回
エスカレーターや地下鉄という言葉が出てきたので、その歴史を調べてみました。
まずエスカレーター。
世界で初めて実用化されたのは1892年、アメリカの発明家ジェシー・リーノ・オーツによるものでした。
日本では大正3年(1914年)、東京・浅草の「凌雲閣(りょううんかく)」という建物に初めて設置され、「動く階段」と呼ばれて話題を集めたそうです。
当時は安全面の課題や技術的な苦労が多くありましたが、改良を重ねた努力があったからこそ、私たちは今、重い荷物を持っても楽に移動できるようになりました。

次に地下鉄。
世界初の地下鉄は1863年、ロンドンで開通しました。
当時は蒸気機関車が地下を走っていたため、トンネル内は熱気と煙で満ちており、快適とは言えなかったそうです。
それでも「都市の渋滞をなくしたい」「人々の移動を便利にしたい」という思いから、先人たちは改良を重ね続けました。
「地下を走るなんて大丈夫なの?」という不安の声を乗り越えて、いまや全国各地で多くの人が利用しています。
こうした新しいものを生み出した人、改良を続けた人、維持・管理してきた人──そのすべてが「先達」と呼べる存在です。
私たちの会社も同じです。
たとえば、機械の段取り方法や作業台の高さ、工具の配置など、当たり前に感じることの一つひとつにも、先輩たちの試行錯誤や工夫があります。
「この方が効率がいい」「このやり方ならケガを防げる」と、何度も改善を重ねてきた結果、今の働きやすい環境があるのです。
私たちがスムーズに仕事できるのは、そうした“見えない努力”を残してくれた先輩方のおかげ。
そして、これからは私たちがそのバトンを次の世代へ渡す番です。
作業記録を丁寧に残す、後輩に正確なやり方を伝える、改善提案を出してみる──その一つひとつが、未来の「先達の働き」になります。
今日も、先輩方の積み重ねに感謝しながら、次の世代へとつながる良い仕事をしていきましょう。





