2025.11.14 第140回
今日は「謝罪」についてのお話でしたね。
少し昔の話ですが、私には学生の頃、母とケンカをしたことがあります。
原因は――たった「ごみ出しを忘れた」こと。
母が怒って「もう何回目よ!」と言うので、私はつい「そんなことで怒らんでも!」と口答えしてしまいました。
……その結果、晩ごはんは“沈黙”でした(笑)。
その夜、本当は「悪いのは自分だな」と思っていたのですが、なぜか謝るタイミングを逃してしまい、翌朝も「ごめん」の一言を言えませんでした。
しかし、家を出るとき玄関にはいつも通りのお弁当だけは置いてあるんです。
それを見た瞬間、「母の方が大人だったんだなぁ」と胸が熱くなりました。
今でもあの時、素直に謝ればよかったと少し後悔しています。
この「謝れない気持ち」って、実は仕事の中でもあると思います。
「自分のせいじゃない」「悪気はなかった」と思うほど、“すみません”が言いにくくなるものです。

でも、謝るという行為には2つの意味があるそうです。
- 自分の非を認めること
- 相手の気持ちを尊重すること
つまり謝罪は、“負け”ではなく“相手を思う姿勢”なんですね。
私も以前、段取りミスで納期が遅れそうになったことがあります。
最初は「自分だけのせいじゃない」と言い訳していましたが、思い切って
「自分の確認不足でした」
と謝ったところ、周りのみんなが協力してくれて、何とか納期に間に合わせることができました。
その時、
謝ることは信頼を失うことではなく、信頼を取り戻す第一歩なんだ
と実感しました。
工場の現場でも、うまくいかないことがあった時、「言いにくいな」と思っても素直に伝え、必要であれば謝ること。
それが結果的にチームを強くし、ミスを早く修正する近道になります。
今日も、素直な気づきを伝え合いながら、信頼を積み重ねていきましょう。





